気がつけば2024年も12月末。年末を迎え、1年間を振り返ると、本当にいろいろな出来事がありました。
TAFEのコースは一般的に1月下旬または2月から始まり、2セメスター制で進行します。今年は11月下旬に最後のクラスが終わり、12月から無事にスクールホリデーを迎えています。
ルームメイトとの家の契約更新、薬剤師試験、そしてTAFEのCertificateⅣコースの修了、さらには現地での仕事など、ようやくひと段落つきました。そして、このタイミングでブログも引っ越ししてリニューアルすることにしました。
これを機に、こちらでの生活や留学に関する情報を発信していきたいと思います。特に、夫婦でパース留学を検討している方、パースの生活に興味を持っている方にとって、少しでも参考になる内容をお届けできたら嬉しいです。
今回は、TAFEに留学する前に自分が不安だったことを振り返りながら、「留学前に知っておきたかった情報」をまとめてみます。
ちなみに私はパースのノースメトロポリタンキャンパスにあるTAFEで「ICT40120 Certificate IV in Information Technology [Web Development]」を修了しました。来年からDiplomaです。
ICT40120 Certificate IV in Information Technology [Web Development]
30代以上の生徒っているの?
います。
自分が参加しているコースには、18歳の学生から20代、30代、40代以上の方、さらには60代以上でリタイア後に通っているオージーもいます。授業内容も個人で取り組むタスクだけでなく、チームワークでビジネスプランを作ったり、クライアント役と技術者役に分かれて課題に取り組んだりするものもあります。IT系のコースですが、意外とチームワークを重視した内容が多いです。
こうした授業スタイルのおかげで自然とクラスメートと仲良くなり、年齢のギャップを感じたことはこれまで一度もありません。そもそも年齢の話題が出ること自体が少ないのです。
ちなみに、自分は34歳でCertificate IVのコースに参加しました。
日本での生活を振り返ると留学を決めた30代といえば仕事でキャリアを築き、仕事も慣れて法人営業マンとして経験を積むタイミングでした。その中で学生に戻るという選択をすると、どうしても周りとのギャップに目が向くかもしれません。
しかし、この感覚は日本独特のものかもしれません。TAFEではスキルに直結した勉強ができるので、こちらの高校を卒業したばかりの方と同じかそれ以上、転職のためのスキルを身につけることが目的だったり、自営業で仕事をしている人がいたり様々です。キャリアチェンジというか、やってみた仕事があってその興味ある分野を学ぶために実践的なスキルを身につけにTAFEに来ているという感覚です。
だからもし、今年齢のギャップでTAFE留学を躊躇している人がいたらそれは本当に安心して欲しいです。
留学生って多い?
大体クラスの20%くらいが体感で留学生です。TAFEの場合ローカルの生徒が大半です。
ただ、留学生もローカル生もあまり関係なく馴染めます。
というのが肝心な点ですが、ここは心掛けがとても大切だと思ってます。私の場合初日からどんどん周りに声をかけていきました。パース留学だと概して日本人比率が少ないですが、アジア人も他の留学先より少ない気がします。ここは気持ちを新たに、かつ自分の好奇心を大切にして周りに声をかけていきました。個人的な結論としては日本人の留学生でも十分他の留学生はもちろん、オーストラリア人とも仲良く馴染めます。
また、こちらで頑張ってる留学生はやはり意欲的で、出席率もすごく気をつけるしお互いに励まし合いながら勉強できる戦友になります。
温厚なパースは留学生を十分受け入れてくれるのでここも不安になる必要はなかったなと思います。
英語の授業についていける?

これはすごく大変です。
必死に日々の授業について行ってるという感じです。私の場合はカナダにワーホリで1年間滞在していた経験やそのときに語学学校に通った経験があるとはいえそれも10年前…。日本に帰国してからはNative Campのアプリで毎日コツコツとやってました。
ただ、知らない世界を英語で学ぶというのは頭がフル回転です。事前に英語の勉強はやってやりすぎることはないなと思います。資金に余裕がある人はこちらで語学学校に通っても良いと思います。
私は資金を節約したく、IELTSでスコア獲得後CertificateⅣにそのまま入学しました。
マイルールとして授業で少しでもわからなければ質問する、質問することがなくても一回は授業中に講師に質問することを心がけてます。あやふやなまま置いていかれるよりは、確認したほうがましです。あと、質問する癖つけていないと質問できなくなって授業が進行していきます。
こちらのローカル生、他の国籍の留学生はどんどん質問するし、発言するのでマゴついていると不利です。ここは周りに倣って聞いちゃいます。
あとは、地味にメモをひたすらとることも大切です。講師は特に板書などないので、ひたすら耳に入ったことを書き留めることも後で役に立ちます。
英語は大変です。。ただ、置いていかれないように、工夫のしようはあります。
IT経験ゼロだけどやっていける?

正直、大変です。
私が受講しているコースはWEB開発に関する内容で、フロントエンドとバックエンドの両方を幅広く学びます。ただし、Certificateレベルのため、内容を深く掘り下げるというよりは全体像を学ぶというスタイルです。
これまでのキャリアでIT分野の経験は一切ありません。大学も法学部で、まったく畑違いの分野です。事前に関連書籍を何冊か読んで準備しましたが、正直なところ、ほとんどはパッションで乗り切っているというのが実情です。
ただ、講師もカリキュラムも、学生が事前知識を持っていることを前提としていません。何も知らない状態からでも授業にしっかりついていき、毎日時間をかけてビギナー向けの学習サイトやオンラインコースを活用すれば十分に対応可能です。
むしろ、授業についていくために役立ったのは、以前メーカー営業をしていた際に培ったタスク管理や納期感覚、資料作成やデータ管理といった社会人経験でした。これらのスキルが、学習を進める上で大いに助けになりました。
まとめ

パースでの留学生活は、不安や課題も多かったですが、それ以上に得られるものがたくさんありました。年齢やバックグラウンドに関係なく、挑戦する価値が十分にある環境です。TAFEでの学びや生活は、これまでの経験を生かしつつ、新たなスキルや知識を得る良い機会となりました。
夫婦留学や30代からのキャリアチェンジ、英語力への不安、未経験からのIT学習など、同じような悩みを抱えている方にとって、少しでも参考になる情報をお届けできれば幸いです。
これからも、リアルな体験をもとに、パースでの留学生活を発信していきますので、ぜひ引き続きご覧ください!
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